瀬戸内寂聴さん死去。人生に正解なんてないと教えてくれた人。

瀬戸内寂聴さんがお亡くなりになりましたね。

実は私、あまり好きな人ではありませんでした。

どうしても3歳の子供を残して男性と出奔というのが引っかかって…。

他人様の人生なのでジャッジする立場ではないんですが、どうしても生理的に受け付けませんでした。

でも人生って難しいですよね。

子連れで離婚しても、後々男性と再婚して子供が虐待されることもあり。

離婚しないで我慢して、家庭内がぎくしゃくして子供の心に傷がつくこともあり。

子供に寄り添う選択をしたとしても、必ずしも子供が幸せになるわけではなく…。

一体何が正解で、何が間違いなのか…。

そういうことまで考えると、人生にたった一つの正解などなく、結局、誰から何を言われようとも自分の思う通りに生きるしかないのかもしれません。
(もちろん法に触れない生き方なのは前提条件ですが)

そういう意味では、瀬戸内寂聴さんの生き方は「正解」だったことになりますね。

実際ご自分でも生前以下のように仰ってます。

「“いい人間”として、私なんかしてきたことは全部反対ですから。だから人がどう思おうが自分のしたいことをする。(Qいま言葉の力で最も伝えたいことは?)やっぱり生きるということは、なんで生きるかというと、愛するために生まれてきて、愛するために生きている。愛するということは、究極は許すことなんですよね」

引用:Yahooニュース【瀬戸内寂聴さんの言葉『苦しみはやがてもっと良いことに』『愛することは許すこと』】より

多くの人はほかの人を犠牲にしてまで我を通せないし、人目を気にせず100%自分の思い通りに生きられないので、寂聴さんみたいな生き方は羨ましいけど好意的に受け取れない。

人生を終える時点で最後に自分の人生を振り返って「正解」と思える人生でありたいと誰もが苦しみ模索しつづける中、悩み多き中でも自分の思い通りに生きた寂聴さん。

人生を生きるって、本当に難しいことですね。

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