東大野球部の連敗が、「94」で止まりました。
負け続けること、実に4年半。
ってことは、学生時代を通して、一度も勝てないまま卒業した先輩もいたんでしょうね。
六大学から外されるかもしれないなどと言われながら、諦めずによく頑張りましたよね(拍手)
で、今朝の『モーニング・バード』で、東大野球部監督・浜田一志さんについての話題が、取り上げていましたので、ご紹介します。
東大野球部監督・浜田一志さんとは?
浜田さんは、高校3年生のとき、偏差値38から、東大理Ⅱに現役合格。
(この偏差値38については、後程改めて取り上げます。)
社会人になってからは、脱サラの後、塾を経営されていたそうで、2012年11月に東大・野球部の監督に就任されました。
ご自身の経験をまとめた本も、出しておられます。
東大・野球部が、頭脳も運動神経も優れている人材をコンスタントに確保できている理由は、監督が全国各地を回り、有望な選手を見つけているから。
全国200校以上の進学校を回って、「東大に合格する勉強法」をアドバイスしながら、積極的に部員を勧誘しているんだそうです。
東大は国立大学なので、スポーツ特待制度や推薦制度がなく、地方の有名選手やスター選手を集めることができないんです。
なので監督は、高校3年で野球部を引退した有望な学生を、夏の学習合宿に参加させるんですが、そこでの指導方針は以下の通り。
・授業を、ちゃんと聞く
・絶対に、睡眠時間を削らない
・受験のために、部活をやめるのは、絶対にいけない
紹介された勉強法はこれだけ。東大が勝ったニュースがメインだったので、私が知りたかった勉強と部活の両立については、割とあっさりでした。
石原良純さんや、羽鳥さんは、「勉強法をもっと詳しく知りたい!」っておっしゃってましたし、もちろん、私も、子供を持つ親として、知りたかったです(笑)
なので独自に調べました。
テレビで紹介されなかった浜田さんの勉強法を調べてみた結果
ただやはり、いくら調べてみても、掲げている理論は至ってシンプルで
「ちゃんと体を動かして、たっぷり寝て、学校に行っている間は授業をしっかり聴くこと。」
具体的には、1日24時間の配分が、下記の割合になることが理想なんだそうです。
『睡眠・9時間』 +
『学校の授業&自宅学習・7時間 : 部活が5時間 : 自由時間・3時間 』
で、これを「753の法則」と名づけて、塾生を指導しているそうです。
なので『モーニング・バード』が、詳しい勉強法を紹介してくれなかったんじゃなくて、逆に、このシンプルな「753の法則」が基本なんですね。
テレビで紹介されていた、「授業を、ちゃんと聞く」「絶対に、睡眠時間を削らない」「受験のために部活をやめるのは、絶対にいけない」、プラス自由時間、これが全てなんです。
深いと思いませんか?
人は皆、短期間で成績が上がったりすると、何か秘策があるに違いない、それを知りたい!って思うものなんですが、一番大切な部分の「本質」というのは、至ってシンプルなんですね。
逆に言うと、そのシンプルなことすら、ちゃんとできてないのに、秘策を探し回るのに一生懸命な人が多い、ということなんでしょうね。
これは、ビジネスの世界でも全く同じで、「短期間で●●万円稼げる」とか「遊びながら不労所得を得る」とかいう広告に飛びつく人が多いんですが
結局は、自分で自己管理して手や体を動かすしかないけど、それには心身ともにベストなコンディションを保つことが必要、という「本質」に最終的にたどり着くのと同じ。
親として、一社会人として、心が引き締まる思いです。
受験生本人の努力はもちろん、家でゆっくりくつろげる工夫をしたり、美味しくて栄養のあるものを作ってあげたり、親自らが夜更かししない、とか、家族の理解と応援も大切ですね。
あと、追加の情報としては『あきらめないこと』と『実際にやってみること』
(『あきらめないこと』と『実際にやってみること』を続けることで、得られるかもしれない別視点については、以前の記事でも取り上げました。
よろしかったら、こちらの記事『『メン・イン・ブラック3』・地上波初放送を見て』も、併せてどうぞ(別ウィンドウで開きます。))
可能性が無限大の高校生には、特に大切な要素かと思いました。
「偏差値38から東大」というタイトルのインパクトについて
それから、『あきらめないこと』とか言いながら、こんなこと書くと、萎えちゃう方がおられるかもしれませんが、追加情報として。
浜田監督が卒業した『土佐高校』は、高知県でもレベルの高い高校で、「偏差値38、合格判定E」というのは『東大模試』でのことなんです。
決して、どの高校の人もまんべんなく受ける一般の模試じゃなくて、「東大を目指している人、しかもその中でも、模試を受けちゃう位本気度の高い人の中で、偏差値38」なんですね(笑)。
まぁ、ハッキリ言ってみれば、「ビリギャル」と同じパターンです。
これを「やっぱ、元々の地頭がよくないとダメなんじゃん!」と諦めるか、「いや!諦めない心があれば、必ず夢はかなう!」と奮起するか。
パワーあふれる高校生諸君には、ぜひとも、後者を選んでほしいと思います♪
以上、東大野球部・浜田監督の勉強法でした。
↓P.S.中学受験の参考書も執筆されてるんですね。意外です。
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