子供を何歳から一人歩きさせるか、というのは永遠のテーマですが・・・

読売新聞の記事によると、『歩行中に交通事故に遭った死傷者の数』を年齢別にみると、7歳が圧倒的に多いことが分かったそうなんです。

今年は特に、ダンプカーにひかれて亡くなったお子さんのニュースなどを目にする機会が多かったので、とても目を引くニュースでした。

20160908_132001

7歳が多い理由なんですが、7歳と言うと丁度小学生1~2年生なんですが、保護者と離れて一人で出歩く機会が増える時期だから。

(画像&データ引用:7歳の交通事故、突出…小学入学で単独行動増加

もう少し年齢がいくと、周りに目を配りながら歩く、ということができるようになるんですが、7歳は微妙ですよね~。

思い起こせば、うちの子が7歳の時、放課後に一人でお友達の家に行かせるか、まだ行かせないか、ご家庭の方針がハッキリわかれる時期でしたね。

うちは、子供が早生まれで頼りない子だったので、一人で外出はとてもされられなくて・・・トホホ

保育園の時から同じお友達のお家に、ママと子が一セットでお互い行き来するか、家のすぐ
近くのお友達の家とか公園に、色々決め事を作ってから、行かせるぐらいでしたね。

交差点を一人で渡らせることは、絶対になかったし、幹線道路に近寄ることもさせませんでした。

完全に一人で放課後ウロウロさせられるようになったのは、2年生の秋位からだったでしょうか。

それでも、区域を制限して、幹線道路を渡ることは、絶対に禁止していました。

理由は、私が単に心配性だから、というのもありますが、私の一代前で交通事故死した家族がいるからなんです。

父の兄弟で、亡くなったのは、私が生まれるず~っと前なのに、家族全員でいろんな想いをひきずっていまして、それは、子供だった私にでも感じ取れるぐらいに重い物でした。

数年前に、50回忌法要を済ませたのですが、その時の食事会での父の兄弟たちのホッとした顔が、とても印象的でした(祖父・祖母は他界しているので残っているのが兄弟たちだけです)。

だから私も必然的に、子供の安全には特別に気を配るようになっていたのですが、それが正しいのかどうか、ずいぶん悩みました。

 

1年生でも1人で自由にお出かけするお子さんもいて、そういうお子さんは、しっかりしているというか年齢相応より上の判断力を持っている子が多かったので、「私があれこれ過保護すぎて、逆に子供が頼りないのかなぁ~」と、悩んだ時期もありました。

実際、「過保護すぎるんじゃないの?」という、義実家からの声もありました。

今こうして改めて、交通事故の割合の調査結果を目にして、安全という面では、今思うと、あれでよかったのかな・・・?という気がしています。

小学校1年って、ほんと、親にとっては、いろいろ難しい時ですよね。(放課後の過ごし方とか、お友達付き合いとか)

うちも、長期休み期間中、学童に行くのを嫌がって、仕事との両立に苦労しましたし、交通の安全以外にも、いろいろと悩みが多かったです。

今年の夏休みは(小6)、一人でお留守番をさせて、時々おばあちゃんが、おやつを持って見に行く、みたいな感じにしました。

ちなみに、高学年は高学年でいろいろ悩みはあるんですけど(お友達同士で隣県の遊園地に行きたいとか言われたり(汗))、低学年、特に1年生のことを思い起こせば、本当に楽になりましたね。

『子供の安全』と、『子供の自立』と、『親の介入度』の兼ね合いについては、当時はあれこれ悩んだけど、今となっては懐かしいです。

今、まさにご苦労されているママさん、パパさん、たくさんおられると思うんですが、少しづつ楽になって、いい思い出に変わるので、自分の直観を信じて、頑張ってほしいです♪

交通の安全に関しては、私の経験から、過保護ぐらいで丁度よかったと思っています。

子供って、成長に個人差があるし、家庭の方針は、人それぞれだから、「これが正解!」というものがなくて、難しいんですけど・・・

子供が交通事故にあう確率が、確実に減るなら、過保護と笑われて親(私)が恥をかいてもいいかなと思います。後で後悔しても遅いですからね。

家族の交通事故死とか、極端な話を引き合いに出して、ドン引きされたらすみません(笑)

子供の自主性に任せた結果子供が死に至り、その後、いろんな後悔を抱えながら親が天寿を全うする、という、この世の生き地獄を体験したことがある人(もしくは近くでそういう家族を見てきた人)と、経験のない人とでは、考え方に差が出るのは当然かと思います。

家族が亡くなって半世紀たってもなお、消えることのない想いを抱え続けるような、うちの父や祖父・祖母のような人が、少しでも減ればよいのにな、と思いました。

コメント

この記事へのコメントはありません。

コメントする