上沼恵美子さんの「子供ってエエもんが出てくると思ってるけど、出てくるかいな!」の清々しい言葉に共感

先日、上沼恵美子さんが、『上沼・高田のクギズケ!』でおっしゃっていた言葉に、ドキンとさせられました。

梅宮アンナさんが、子育てを親(梅宮辰夫・クラウディア夫妻)に任せて、別居をしていることについて、同じ母親として厳しい言葉でダメ出しをしていたのですが。

「生むまでは、子供って、ええもんが出てくるって思ってます…

出てくるかいな!

でも、そこを歯を食いしばって育てていく、っていうね。

わたしも、ちゃんとできなかったけど、アンナちゃんはもっと失格」

「親子は一緒に暮らさないと不自然です」

そうそう!そうなんですよね~。

子供が生まれ、「ええもん」が我が家に来てくれた!と喜び感動したのも
、最初の数年位(笑)

子供って、本当に思い通りにいかないし、子育ては本当に、ままならないことばっかり。

一丁前に口ばっかり達者で、文句や口答えばっかりで、小学生の子育てなんて、何の見返りもないし、日々ささやかな喜びはあれど、圧倒的に「与える > 受け取る」なことばっかり。

うちの子は、梅宮家の娘さん(14)よりも、年下だけど、あと数年後の14歳ぐらいになると、今以上に、親の言うことなんか聞かなくなってくるんではないかな~と、今から覚悟しております(笑)

でも、上沼さんの言葉を借りると、それでも「歯を食いしばって」育て上げていくんですよね。

「一緒にいるとうまくいかないから、離れる」って、彼氏&彼女の他人同士の関係じゃないんだから・・・

実は私、あまり上沼さんが好きじゃないんだけど、なんか、ものすごく共感しました。

だって、「我が子をかわいいと思わないのは、ダメ!」とは、決して言ってないんですよね。

「かわいくない」と思える時はしょっちゅうあるし、あっていい、そこは否定しないけど、それでも、「親が子を育てあげる」というのが、人間の自然な姿なんだ、という、上沼さんの持論。

さすが、子育てを終えられたお母さんの言うことには、リアルな説得力があると思いました。

ただ、ちゃんと自分の手で育てあげたいと思っていたけど、いろんな事情があって育てられなくて、放棄してしまうこともありますよね。

極端な例だけど、大阪で、シングルママさんがマンションに幼子を2人放置して死亡させた事件がありました。

ご実家のお母さんも亡くなられていて、シングルなのでパパ方の支援も受けられず、どうにもならなくなって子供を置いて出て行ってしまった、悲しくも後味の悪い事件でした。

梅宮さんの場合は、頼れるご実家があるけれど、ない場合の支援というか受け皿も、これからはちゃんと用意しないといけないのでは、と思います。

私も、子育てに煮詰まる時があって(特に夏休みとか、春休みとか、四六時中ず~っと子供が家にいる時(笑))、たまに実家にチビを預けて、お買い物に行ったりさせてもらってます。

でも、自分のための時間を、と言いながら出かけても、自分の買い物は最初だけで、結局子供の服とか本とか見に行っちゃう・・・(苦笑)

結局、なんだかんだあるけど、私って母親なんだな~と、子供から離れてみて冷静になったりするんですが、ほんの数時間でも、とても気分転換になり、実家にはとても感謝しています。

梅宮家については、決して褒められたものではないけど、ジジ・ババも一丸となって、お孫さんをサポートしているようだし、彼らの問題は彼ら自身で何とかするから、他人がどうのこうの言うことでもないのかもしれません。

ただ、日本には今、子育てを放棄してしまうケースがたくさんあり、梅宮家みたいに、サポートしてくれる実家がある人ばっかりとも限らなくて、むしろ、そっちの方をみんなで注目して、あれこれ論じた方がよさそうな気がします。

人口が減少に転じた、というニュースが先日ありましたが、子育てがつらくて、子供が自分の人生の妨げになると感じてしまうお母さんのことを、否定しないでちゃんと支援する受け皿を設けないと、人口を今以上に増やすのは難しいのではないかな~と思います。