モランボン楽団の『モランボン』って、あの焼肉のタレの『モランボン』と関係あるの?【備考:焼肉のたれ勢力図】

「モランボン楽団」が、中国公演をドタキャンした騒動が、話題になっていました。

「モランボン」って、私、焼き肉のタレの名前かと思っていたんですが(笑)、れっきとした(?)韓国・朝鮮語なんですね。

で、どういう意味なんだろうと思って調べてみました。

モランボン楽団の「モランボン」って何だ?

「モランボン」というのは、北朝鮮・平壌にある「牡丹峰(もらんぼん)」という小高い丘の名前なんだそうです。

標高は95メートル。

ピョンヤンの中での細かい位置は、ウィキペディアによると「北緯39度02分28.27秒 東経125度45分34.38秒)」

地図をアップしても全然分からないけど(笑)、雰囲気だけでも伝われば・・・

赤いポイント(モランボンの位置)の左側の丸い道路は「凱旋門」、そしてその近くには「金日成スタジアム」があります。

このスタジアムでは、サッカーのワールドカップ予選(日本vs北朝鮮戦)が開催されたそうです。

この「牡丹峰(モランボン)」、地理的には、昔は平壌の北を守る要だったようで、日本との関係では、古くは、豊臣秀吉の軍に占領された記録があるそうな・・・

一番最近では、日清戦争時の平壌の戦いで、清国軍と日本軍の激戦地になった地なんだそうです。(情報参考:ウィキペディア『牡丹峰』)

現在は、先ほどご紹介したスタジアムのほか、軍事博物館や、戦争博物館、朝鮮革命博物館など博物館系の施設、水族館や遊園地などの娯楽施設など、文化やスポーツ、娯楽に関係する施設に囲まれた地域であることが、グーグルの写真から伺えます。

ということで、「モランボン」というのは、朝鮮の人にとって大切な場所の名前で、現在その場所は、今は公園や遊園地として整備された「憩いの地」ということなのでした。

で、なんで焼肉のタレの会社の名前が『モランボン』なのかというと、創業者さんのうちのおひとりが、朝鮮半島出身の方だから。

なるほど、『モランボン』のタレにも、いろんな歴史と伝統との繋がりがあったという訳なんですね。

ついでの話ですが、日本でもポンズや醤油に地域性があるのと同じで、朝鮮半島内でも、いろんなご当地の「焼肉のたれ」があるんでしょうかね?

「モランボン」のたれの特徴を検索していたら、あまりなくて、ライバル会社の日本食研の商品「朝鮮風」のタレが目についてしまいました。

家族が少ないので「2キロ」も要らないので、味見ができなくて残念ですが、普通にスーパーで売っている日本人が好むタレとどう違うのか、気になりますね~。

余談で、話がそれてしまいました・・・

ということで、『モランボン楽団』と『焼肉のタレ・モランボン』は、朝鮮つながり、ということで、疑問がスッキリ解決しました♪

この機会に「焼肉のたれ」の勢力図を調べてみました。

ところで、関西地区では、あんまりモランボンのタレは、スーパーで多くの売り場を占めてないんですが、関西以外の地域では、モランボンは主流のメーカーなんでしょうか?

私達の地域では、『黄金の味』のエバラとか、『我が家は焼肉屋さん』のキッコーマンとか、『晩餐館』の日本食研などのメーカーの商品の方が主流なんですよね。

そこで、ソフトブレーン・フィールド株式会社という購買データを分析する会社による、全国を対象にした、焼肉のたれ購入の調査結果がありましたので、ご紹介します。

(以下データ&画像引用:PRTIMES「焼き肉のたれ2013年6~8月の購買理由」

2013年6月から8月にかけて全国でお買い物された、1887枚のレシート(男女内訳は男性605:女性1282)を集計したデータです。

それによると・・・

順位 レシート数 商品名
1位 443 エバラ食品 黄金の味
2位 278 キッコーマン わが家は焼肉屋さん
3位 255 エバラ食品 焼肉のたれ
4位 148 PB(プライベートブランド)
5位 69 エバラ食品 おろしのたれ
6位 54 モランボン ジャン 焼肉のたれ
7位 48 牛角 牛角醤油だれ
8位 47 エバラ食品 生姜焼のたれ
9位 44 上北農産加工農業協同組合 スタミナ源たれ
10位 39 エバラ食品 焼肉応援団シリーズ

1位はダントツの「エバラ 黄金の味」!

モランボン「ジャン 焼肉のたれ」は5位に入っていました。

詳しい集計と順位は以下の通りです。

特筆すべきは、この上位10商品だけで、焼肉のたれ全体の75.5%を占めているという事。

しかも、エバラの商品が、ランキングの半分に当たる5商品もランクインしています。

ただ、購買経験や理由のグラフを見ると、販売数とはまた違った面が見えてきます。

「エバラ黄金の味」と、「モランボン・ジャン焼肉のたれ」と、「上北農協・スタミナ源だれ」の3商品は「いつも購入している」という人が、すごく多いんです。

つまり、ファンがちゃんと付いているということなんですね。

ちなみに私は、「わが家は焼肉屋さん」を普段買うのですが、たまに「エバラ黄金の味」が超目玉特価になった時は、「エバラ黄金の味」に浮気します(笑)

うちと同じような人が多いのが上のグラフによく出ているのですが、「わが家は焼肉屋さん」は2位にランクインしているけど、固定ファンは「モランボンのたれ」の半分しかいないんです。

ということで、エバラは販売数・固定ファン数ともに最強、モランボンは販売数はエバラやキッコーマンには及ばないけれど固定ファン数が上位10商品の中でダントツ、キッコーマンは数は売れているけど浮気する人多数(笑)ということが分かりました。

ということで「モランボン」、うちはあんまり買ったことがないけど、固定ファンが多いメーカーなんだということで、名前の由来の件と合わせて、色々納得デス♪

あ!でも、うちはモランボンの焼肉のたれは買いませんが、野菜のディップソースは、たまに買いますよ。

品ぞろえの多い、大きめのスーパーとかで、たまに見かけける商品なのですが、クリスマスとか、お正月の大人数のパーティ用におすすめなんです。

何がオススメって、野菜を細長く切って、グラスに入れて、このタレを別容器で添えるだけで、サラダ系が一品完成するからです(笑)

子供も喜んで食べます(が、子供がつけるのは、このタレじゃなくて、マヨネーズ。アンチョビっぽい味が、まだダメみたい。)

足つきのグラス(ワイングラスみたいなもの)にうまく盛り付けると、めちゃくちゃ手をかけた感がでます。(が、小さい子がいるパーティでは、お皿の方がベターです。無理やり野菜を引っ張って、グラスが倒れると割れちゃって危ないので)

大人数の食事を用意しないといけない時、野菜スティック、一度試してみて下さい♪

モランボンの話から始まって、お気楽な手抜き主婦ネタが記事のオチとは・・・(笑)

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