最近よく聞く『慢性閉塞性肺疾患(COPD)』の身近な原因&あれこれ

昨日も取り上げた、レナード・ニモイさんの訃報ですが
死因は、『慢性閉塞性肺疾患(COPD)』

最近になって、よく聞くようになってきた病気で
昔は聞いたことないよなぁ~、と思っていたんですが

かつては『肺気腫』とか『慢性気管支炎』と呼ばれていた
病気の「総称」が「COPD」なんだそうです。

ちなみに、「COPD」というのは

・Chronic(慢性的)
・Obstructive(閉塞性の)
・Pulmonary(肺の)
・Disease(病気)

の略で、主な原因は「たばこ」。

原因の内の、95%を占めるそうで、タバコの有害なガスが
肺の気管支や肺胞の細胞に、炎症を起こすのだとか。

たばこをやめても、きれいな肺に戻るには3年はかかるみたいです。

レナード・ニモイさんも、COPDの診断が下りた時
『30年前にやめた、たばこのせいだ』と、おっしゃっていたそうですが

タバコをやめるのが早ければ早いほど、寿命は延びるらしいので
禁煙したいな~とお考えの方は、早めの行動が吉のようですよ♪

(参考HP:bloomberg.co.jpマイナビニュース

タバコを吸わない人も無関係ではないというお話

あと、「COPD」になる他の原因としては、有毒ガスや微粒子の吸入。

例えば、PM2.5など、大気汚染が問題視されている中国では

「的確にコントロールできなければ、今後20年間で
慢性閉塞性肺疾患(COPD)は
中国で2番目、または3番目に死者の多い疾患となる」

と言われているんだそうで、近年特に問題視されているようです。

(参考ページ:Livedoorニュース『PM2.5濃度が上がると
慢性閉塞性肺疾患患者の入院率上昇=中国専門家が指摘』

そんなPM2.5を日本にも飛ばしてるなんて
中国め、けしからん!!と多くの人は、考えると思うんですが
(私も今日までそう思ってました)

実は、中国から飛んでくるPM2.5よりも
自宅や車の中で家族が吸った、たばこの副流煙の方が
PM2.5の量が、ず~っと多いらしいんです(驚)

専門家の先生によると

「たとえば、タバコを室内で吸っている人が1人いれば
屋外に注意報が出ているときのPM2.5よりも、もっと高い濃度になります。
喫煙者がいる家庭と、いない家庭の
室内のPM2.5平均濃度には、約10倍の差があります」  

(引用:マイナビニュースより)

なんだそうですよ~。

言われてみれば、PM2.5って、【大気中に浮遊する
2.5マイクロメートル以下の粒子状物質】の総称なので
たばこの煙も、PM2.5がたくさん含まれているんですね。

灯台下暗しとは、まさにこのことですね(苦笑)

あと少ししたら、大陸の方からPM2.5だけでなく
黄砂も飛んでくる季節になりますね。

花粉も、黄砂も、PM2.5も、って考えるだけで
鼻がムズムズしそうです。

といっても、愛煙家の人って
健康の話しても、タバコやめないですもんね~(笑)

私にも身に覚えがあります(私じゃなく家族が喫煙者)。

張本人に、自分の健康の話をしても
「別にい~の♪健康に悪いのは承知の上だから」
とかなんとか言って、絶対に辞めない(>.<)

車の窓を開けたり、ベランダで吸ったり
本人は気を使っているつもりなんですが、どうしたって
煙が部屋や車の中に入ってきますもんね・・・

中国からのPM2.5は、個人の力で防げませんが
家庭内の環境は、個々の努力である程度改善可能です。

なので、家族のたばこの副流煙にお悩みの方は
ぜひ「家族全員の健康」
という点から
ご家族を説得してみてはどうでしょう♪

私も、諦めモードでしたが、ちょっと再チャレンジしてみます♪