『メン・イン・ブラック3』・地上波初放送を見て

先日地上波初放送だった『メン・イン・ブラック3』(以下『MIB』に略)ですが、この映画、本当に面白かった・・・

お気楽な映画だし、『MIB2』がイマイチだったので全く期待していなかったのですが、子供と一緒に見ていて、ラストあたりで、うっかり子供の前で涙してしまいそうになりました。

何がよかったのかを説明するとネタバレになるので(観た人は、どこでうっかり子供の前で私が泣きそうになったのか、分かるだろうし)、この映画で一番心に響いたセリフを取り上げたいと思います。

(一部、ネタバレに近い部分もあるのでご注意ください。)

心に響いたセリフ・その1:エージェントKのセリフ

それは、トミー・リー・ジョーンズ演じる、エージェントKの『宇宙で最も危険なものを知っているか?』という問いと、その答え。

『砂糖か?』と、ジョークをかますエージェントJに、Kが『後悔だ。』とキッパリ言い切るんです。

私は常々、「やらないで後悔して一生引きずる」か、「やって後悔して自己嫌悪にのたうち回る」か、だと、どっちがいいのかな~と、考えることがあるんですが

やらないで後悔する方が「取り返しがつかない」「後戻りしてやり直せない」という点で、よりダメージが大きいのではないか、と、近年やっと、自分なりの結論を出すことができました。

でも結局、勇気がなくて、やらないで後悔することが、圧倒的に多いんですけどね・・・

だから、Kのセリフに、一瞬、ドキッとしちゃいました。

心に響いたセリフ・その2:グリフィンからのメッセージ

あとは、5次元存在である宇宙人・グリフィン目線でのセリフも、学ぶところが多かったです。

グリフィンが、ストーリーを通して何度も繰り返し語ったのは、以下の3つ。

・「奇跡なんてないように思えるけど、起こること」
・「全ては可能なこと」
・「最後まであきらめないこと」

3次元では、昨日と今日と明日は別の時間ですが、5次元では、昨日も今日も明日も同じ瞬間に存在していているんだとか。

そして、あらゆる可能性や、その可能性をチョイスした場合起こりうる「結果」も、今現在、同時に存在しているそうな・・・

だから、グリフィンは、全てが瞬時に見通せて、3次元世界の我々には、それを「予知能力がある」という風にしか解釈できないんですが、「予知」ではなく、一瞬一瞬の全てが同時に存在しているるだけなんですね。

だから、「奇跡につながる選択肢」を自分が望んで、「最後まであきらめない」という選択のもとに一瞬一瞬を大切に生きていると、結果的に「望むことの全ては可能」になるんです。

なんだか生きる希望が湧いてくるお話で、映画を見ていてワクワクしてしまいました。

で、ここがさらに面白かったんですが、Kやグリフィンの言う、「過去の自分の選択と行動が今の自分の全て」というメッセージとは真逆の、「自分自身の選択・行動が、どこの誰とも知らない赤の他人にも大きな影響を与える可能性がある」という、もう一つの可能性の出現。

これは、よく言われる「バタフライ効果(南米で蝶がはばたいたら、北米で竜巻が起こる、みたいな)」のことだと思うんですが、映画『MIB3』の中では、「カフェでチップを置き忘れる」という出来事が、「小惑星の地球の衝突」につながる可能性として出てきます。

「チップを置くのを忘れたら、小惑星が地球に落ちる」

「思い出してチップを置きに戻ったら、小惑星が人口衛星と衝突して地球は難を逃れた」

というシーンが出てくるんですが、自分の行動が自分の人生にのみ影響を与えるのかと思いきや、「世界」や、はては「宇宙」まで繋がっていた、という壮大なお話でした。

この映画は、3次元を超越した視点からの名言が数多くあり、コメディ映画だと思ってみていたら、人によっては脳天にガツンと一発くらわされるようなタイムリーなセリフ(メッセージ)を投げかけられる可能性があります。

『MIB』がすごく面白かったのに、『MIB2』がイマイチ(というか好みの分かれる映画)だったので、『MIB3』の時は劇場まで足を運ぶ、という選択肢はなく、地上波での公開を待っていたんですが、こんなに面白いんだったら、劇場に行けばよかったと思えるほどいい映画でしたね。

後書き&私見:グリフィン的思考について思うこと

グリフィンの生きる5次元的思考は、最近、自己啓発系や引き寄せ・願望実現系、スピリチュアル系の書籍が巷にあふれかえり、すっかりおなじみになりましたね。

(『こうして、思考は現実になる』購入して読みました!読書感想はまた別記事で♪)

ところが、こんなに書籍があふれかえっているのに、とんとん拍子に願いがかなう、グリフィンの言うような「全ては可能」な状態には、ならないんですよね・・・

すごく不思議なんですが、あれこれ難しく考える思慮深い真面目な人よりも、深く考えないでとりあえず動くお気楽な人(又は純粋で素直な人)の方が、いとも簡単に成功しちゃうことがあります。

グリフィンも言ってましたが、とにかく「信じること」と「実際にやってみること」、勇気を持って自分の信じる道をチョイスしていくことが、願望実現のコツのようです。

「そんな簡単だったら誰も苦労しないよ」と笑ってしまうのですが、こういった「何事も簡単には成功しない」思考を持っているという事実が、「思考は簡単には実現しない」という結果を同時進行で存在させているんだとか。

例えば先ほど、「こんなに書籍やツールがあふれかえっているのに、とんとん拍子に願いがかなう、グリフィンの言うような「全ては可能」な状態にはならない」と言っている私も、「全てが可能になる」結果には永遠にたどり着けないんですね(笑)

深くあれこれ考えずに、軽いフットワークで「とりあえずやってみよ♪」という思考の方が、思慮深い人よりも結果を出すのが早いのは、そういうことなんですね。

その結果がいいものだったか悪いものだったかは別として、行動することで何らかの結果は生み出せたわけで、考えるだけで動かない人は「結果」を生み出すことすらできないという・・・(あぁ、まさに私だわwww)

この「もしかして、フットワーク軽い方がなんでも実現するのかも・・・」という仕組みを実際に体現して私に見せてくれたのは、一昔前の新庄剛志さん(野球選手だった時の)でした(爆笑★)

アホっぽいけど(すみませんw)、持てる能力以上の夢をサラッと実現させちゃうし(重ねてすみませんw)、ピュアで憎めなくて、なんか微笑ましくて応援したくなるキャラでした。

私は考えすぎて前に進むのが難しいタイプの人間のうちの一人なんですが、そんなこんなで、「グリフィンの教えの通りにちょっと動いてみるかな~、春だしぃ~」みたいな、ワクワクな気持ちでいる今日この頃です♪

【映画の名言シリーズ・前回の記事】
『ナイト・ミュージアム』のセオドア・ルーズベルト大統領の名台詞が、今日は妙に心に響いた件

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